人生を変えるのは、派手な一発逆転じゃありません。地味で当たり前のことを、辛抱強く続ける力です。
子育て、投資、節約。どれも「すぐに結果が出るもの」じゃありません。でも、この3つに共通しているのは、続けた人だけが恩恵を受けられるということ。華美な生活を手放し、本当に必要なものだけにお金を使う生き方こそが、心の余裕と未来の安心を同時に手に入れる最短ルートだということでした。
今日は、私が実践している「当たり前を続ける生活」について書いてみたいと思います。
派手さを捨てたら、見えてきたもの
正直に言います。昔の私は「映える生活」に憧れていました。
友人との飲み会は断らない。流行りのガジェットはすぐ買う。インスタで見かけたおしゃれなカフェには通う。そんな生活が「充実している証拠」だと思っていたんです。
でも気づきました。その生活、本当に自分が望んでいたものだったのか?
飲み会の翌朝、二日酔いで後悔する。衝動買いした商品は、1ヶ月後には部屋の隅で埃をかぶっている。華やかに見える生活の裏で、銀行口座の残高は減り続けていました。
なんか違うというぼんやりとした実感。
そこで、これまでとは違うことを続けてみることにしました。
辛抱強く続ける3つのこと
1. 子育て──毎日の「おはよう」が未来をつくる
子育てって、本当に地味です。
毎朝「おはよう」と声をかける。ご飯を一緒に食べる。遊んでいるのを見守る。寝る前に絵本を読む。これらは誰も褒めてくれないし、SNSで「いいね」がつくわけでもありません。
でも、この積み重ねが子どもの心に「安心」という土台を築くんだと思います。
「毎日花に水をやるように、子どもにも愛情を注ぐ。」
すぐには咲かないかもしれません。
子供が笑顔でこちらに近づいてきてくれると、少しは安心できる環境を提供できているのかなと思います。
2. 投資──コツコツが最強の武器
投資の世界には、一攫千金を狙う人がたくさんいます。
私はそんなことができない、というか性に合っていない気もするので、月3万円でも、5万円でも、毎月決まった額を積み立て投資に回す。市場が上がろうが下がろうが、淡々と続けています
短距離走者のように派手にダッシュしていたら、途中でバテて脱落していたかもしれません。
投資に派手さは要りません。必要なのは「辛抱強さ」です。
3. 節約──「使わない力」が人生を変える
節約も同じです。
毎日売店でペットボトル飲料を買わない。タンブラーを持参する。スマホのプランを見直す。どれも地味で、「すごい!」とは言われない行動ばかり。
でも、この「使わない力」の積み重ねが、数年後の貯蓄額に大きな差を生みます。
妻は専業主婦ですが、独身の頃よりもむしろお金は貯まりました。
それは無駄遣いの支出が相当減ったからなのだと思います。
飲み会は「本当に行きたいもの」だけ
ここで一つ、私のルールを紹介したいと思います。
飲み会は、本当に行きたいものか、送別会だけに参加します。
「付き合い」で参加する飲み会ほど、時間とお金の無駄遣いはありません。気の進まない飲み会に行って、この飲み会の目的はなんだったんだろうかと感じる。
それって、人生の貴重な時間とお金をドブに捨てているようなものです。
なので私は、自分が本当に参加したい飲み会と、お世話になった人への送別会だけに絞りました。すると不思議なことに、飲み会の質が劇的に向上したんです。心から楽しめるし、翌日に後悔することもなくなりました。
欲しいものは「3ヶ月寝かせる」
私には、もう一つルールがあります。
欲しいものがあったら、3ヶ月寝かせます。
ネットで見つけた新型ガジェット、店頭で一目惚れしたジャケット、SNSで話題の美容家電。「今すぐ欲しい!」と思っても、すぐには買いません。3ヶ月待ちます。
すると面白いことに、本当に欲しいものは3ヶ月経っても欲しいままですし、そうでないものは忘れています。
この「寝かせる時間」が、衝動買いという名の無駄遣いを防いでくれます。そして、3ヶ月経っても欲しいものは、「自分のテンションが上がるもの」だけ。そういうものだけを買うようにしたら、買い物の満足度が圧倒的に上がりました。
無駄遣いはしないけど、欲しいものは買う。
このバランスが、心の豊かさを保つ秘訣だと思います。
まとめ
- 辛抱強く当たり前のことを続ける──子育ても、投資も、節約も
- 華美な生活はしない──派手さより、心の豊かさを選ぶ
- 飲み会は本当に行きたいものだけ──義理参加は人生の無駄遣い
- 欲しいものは3ヶ月寝かせる──衝動買いを防ぎ、本当に必要なものだけを買う
地味ですが、この生き方を続けた先に、きっと「本当の豊かさ」が待っていると信じています。