最近、投資信託が大人気ですね。
SNSを開けば「つみたてNISA」「iDeCo」「FIRE」といったワードが溢れ、家計簿アプリのランキング上位には投資信託の積立機能を売りにしたものが並びます。
「老後2,000万円問題」やインフレへの不安から、将来のために少しでも多くのお金を投資に回そうという考え方は、確かに合理的かもしれません。
しかし、節約を最優先にして、日々の楽しみや心のゆとりを犠牲にしてまで投資に励むことが、果たして本当に幸せな人生と言えるのでしょうか。
投資信託は万能薬ではない
投資信託は長期的な資産形成において有効な手段の一つです。
分散投資によってリスクを抑え、プロの運用に任せられるというメリットは魅力的です。
しかし、投資信託はあくまで「お金を増やすための手段」であり「幸せな人生を送るための手段」ではありません。
人生の豊かさはお金だけでは測れません。
健康、家族や友人との絆、趣味、自己成長、感動体験...。
これらはお金では買えない、かけがえのない価値です。
過度な節約によってこれらの価値を犠牲にしてしまっては、たとえお金が増えたとしても、本当に満たされた人生を送れるとは言えないのではないでしょうか。
節約疲れ、していませんか?
毎月の家計簿とにらめっこし、少しでも安いスーパーを探し回り、欲しいものを我慢する日々。
最初は「将来のため」と割り切れても、そんな生活が続けば知らず知らずのうちにストレスが溜まり、私自身、心が疲弊(マンネリ)してきている気がします。
節約疲れは健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
また、ストレスは免疫力を低下させ、様々な病気のリスクを高めます。
心の余裕がなくなると人間関係にも悪影響が出てしまうかもしれません、、、
バランスの取れた生活を
「投資信託 vs 幸せな人生」という二項対立ではなく、両立を目指せる道を探してみましょう。
無理のない範囲で投資を
生活に必要な資金を確保した上で余剰資金で投資信託を行うことが大切です。
家計を圧迫するほどの無理な投資はかえって不安やストレスを増やしてしまう可能性があります。
投資以外の楽しみも大切にする
趣味や旅行、美味しい食事など、お金を使うことで得られる喜びも大切にしましょう。
適度な息抜きは心身の健康を保ち、人生を豊かにするために欠かせません。
長期的な視点で考える
投資信託は短期間で大きな利益を得るための手段ではありません。
長期的な視点でコツコツと積み立てていくことが成功の秘訣です。
日々の価格変動に一喜一憂せず、気長に構えましょう。
自分にとっての幸せとは?
最後に、、、
自分にとって本当に幸せな人生とはどのようなものでしょうか。
お金は幸せな人生を送るための「手段」の一つに過ぎません。
お金以外の価値観も含め、自分にとって何が大切なのかを明確にすることが真に豊かな人生を送るための第一歩です。
投資信託ブームに流されることなく自分自身の価値観と向き合い、バランスの取れた生活を送ることを心掛けましょう。
それでは今日はこのへんで。
ではまた!