「Pythonを勉強しよう!」と意気込んで参考書を買ったのに、最初の数ページ、「環境構築」の段階で躓いていませんか?
黒い画面(ターミナル)に出てくる謎の英語のエラー、うまくいかない pip install、何度やっても解決しない「ModuleNotFoundError」…。
「自分にはプログラミング向いていないのかな…」
そう落ち込むのはまだ早すぎます。悪いのはあなたの才能ではなく、環境構築の複雑さです。
この記事で伝えたいこと
- Python挫折のNo.1原因は「環境構築」。ここで悩む時間はもったいない!
- Google Colabを使えば、面倒な設定ゼロで、今すぐブラウザでコードが書ける。
- まずは「動くおもしろさ」を知ってから、難しい設定は後回しでOK。
なぜ、Pythonの勉強は始まる前に終わってしまうのか
Python初心者が最初にぶつかる最大の壁は、コードの書き方(if文やfor文)ではありません。 「コードを書くための準備(環境構築)」です。
こんな画面を見て、ため息をついていませんか?
- 参考書通りに入力したはずなのに動かない
- WindowsとMacでやり方が違って混乱する
- エラーメッセージを検索しても、専門用語ばかりで意味がわからない
もしそうなら、今すぐその作業を止めてください。 その苦労をスキップして、すぐにPythonを使える場所があります。
救世主、「Google Colab」とは?
その解決策こそが、Googleが提供している無料ツール、Google Colaboratory(グーグル・コラボラトリー)。通称「Google Colab」です。
自分のパソコンにPythonをインストールする必要は一切ありません。 Webブラウザ(Chromeなど)さえあれば、Googleのサーバー上ですぐにPythonコードを書き、実行することができます。
Google Colabを使うべき3つの理由
- 環境構築が不要(0秒で開始) 面倒なインストール作業はGoogleが済ませてくれています。AI開発によく使われるライブラリ(numpy, pandasなど)も最初から入っています。
- 完全無料 Googleアカウントさえあれば、誰でも無料で使えます。高価なハイスペックPCも必要ありません。
- どのPCでも同じ動きをする WindowsでもMacでもChromebookでも、ブラウザさえ動けば操作は全く同じ。「OSの違いで本通りに動かない」という悩みから解放されます。
実際に使ってみよう!【3ステップで完了】
使い方は驚くほど簡単です。
- Googleにログインした状態で、Google Colab にアクセス。
- 左上の「ファイル」メニューから「ノートブックを新規作成」をクリック。
- 出てきた入力欄にコードを書いて、再生ボタン(▶)を押すだけ。
試しに、以下のコードやエラーに悩んでいたモジュールのimportをコピーして貼り付け、実行してみてください。
print("Hello, Python world!")
今までエラーで苦しんでいたのが嘘のように、一瞬で結果が表示されるはずです。
まとめ
環境構築のエラーと戦って消耗するのは、本当にもったいないことです。
まずはGoogle Colabを使って、Pythonに慣れ親しむことが大切です。