最近の米価高騰に思うこと。
それは単なる出費増ではなく、私たちの食に対する価値観を見つめ直す機会なのかもしれません。
米価高騰の現実
振り返れば、たった1〜2年前まで5kgのお米が2000円ちょっとで手に入りました。
それが今では倍近い4000円ほど。
この急激な価格上昇に驚かされる日々です。
確かに以前の価格が「安すぎた」のかもしれませんが、それでも家計への影響は小さくありません。
しかし、高くなったからといってスーパーではなく、あえてお米屋さんで購入する理由があります。
お米屋さんを選ぶ理由
なぜお米屋さんなのか。
それは単純に「美味しいから」というのが一番の理由です。
でも、それだけではありません。
価格が上がるなら、その支払いが直接農家さんの手元に届いてほしい。そんな気持ちもあります。
お米屋さんで買うことで、次のような価値が感じられます。
- 生産者の顔が見える安心感
- 専門店ならではの品質へのこだわり
- 美味しさへの追求
最近の購入品

先月購入したのは愛知県産の「いのちの壱」と長野県産の「あきたこまち」。
どちらも粒が大きく、一粒一粒の存在感を楽しめる品種だそうです。
特にお米屋さんの魅力は、玄米の状態で保管されていること。
購入時にその場で精米してもらえるので、新鮮さが違います。
精米の際には、どの程度糠を削るかを選べるのも嬉しいポイント。
私はいつも店主おすすめの「8分づき」を選んでいます。
これは玄米の香ばしさや食感はほとんど感じられなくなる一方で、白米よりも栄養価は高く保たれるという絶妙なバランス。
普段使いには最適です。
おわりに
値段は上がりましたが、その分だけ一食一食の価値を深く考えるようになりました。
「安いから」という理由だけでなく、「誰が作ったのか」「どんな特徴があるのか」を知ることで、食卓はより豊かになります。
高くなったお米だからこそ、一粒一粒を大切に、感謝しながらいただきたいものです。