「子供が小さいうちは記憶に残らないから、旅行に行っても無駄なんじゃない?」
子育て中の皆さんなら、一度はそう思ったことがあるかもしれません。
確かに、幼い頃の記憶は曖昧になりがちです。
しかし、本当にそうでしょうか?
私自身、小さい頃に様々な場所に旅行連れていってもらったと親から聞かされたことがあります。
もちろん、当時の記憶を鮮明に覚えているわけではありません。
でも、旅行を通して得た経験は、少なからず自身の成長に良い影響があったと思うのです。
旅行が子供にもたらす良い影響
1. 五感の発達を刺激する
日常とは異なる景色や音、匂い、触感は、子供の五感を刺激し、発達を促します。
海に行った時の波の音や砂浜の感触、森に行った時の緑の匂いや土の香りなどは、子供にとって新鮮な体験です。
2. 知的好奇心を刺激する
見たことのない景色や文化に触れることで、子供の知的好奇心を刺激します。
動物園で様々な動物を見たり、博物館で歴史的な展示を見たりすることは、子供の知識欲を掻き立てます。
3. コミュニケーション能力を育む
家族や友人との旅行は、子供にとってコミュニケーション能力を育む良い機会です。
旅先での出会いや触れ合いを通して、子供は様々な人とコミュニケーションを取る力を身につけます。
4. 家族の絆を深める
旅行は、家族にとって貴重な思い出作りの機会です。
一緒に旅行に行くことで、家族の絆を深めることができます。
5. ストレス解消になる
日常から離れて自然の中で過ごすことは、子供にとってストレス解消になります。
旅行に行くことで、心身ともにリフレッシュすることができます。
記憶に残らなくても意味がある
幼い頃の旅行の記憶は、鮮明には残らないかもしれません。
しかし、旅行を通して体験したことや感じたことは、子供の心の中に残り、成長の糧となります。
楽しかった、嬉しかったという感情や、新しい発見をした時のワクワク感などは、言葉では表現できなくても、子供の感性や価値観を形成する上で重要な役割を果たします。
子供が成長すると一緒に旅行に行ってもらえなくなる
子供が成長するにつれて、興味や関心の対象は変化していくものです。
幼い頃は家族との時間を大切にしていた子供も、成長するにつれて友達との時間を優先するようになるのは自然なことです。
小さい頃は記憶に残らないからと言っていると、大きくなって一緒に旅行に行きたいと思った時に今度は子供が一緒に旅行に行ってくれるかどうかわかりません。
小さい頃に旅行に行って楽しかったことを子供が覚えていると、もしかすると子供の方から旅行に行こうよと言ってくれるかもしれません。
結局は、行けるうちに旅行に行く。なんだかんだこの考えが良いのではないかと思います。
まとめ
「子供が小さいうちは記憶に残らないから旅行に行ってもしょうがない」ということはありません。
旅行は、子供の五感や知的好奇心を刺激し、コミュニケーション能力を育み、家族の絆を深めるなど、様々な良い影響をもたらします。
それに旅行は子供が大きくなってから、と思っているとその頃には子供の方が旅行に乗り気でなくなっているかもしれません。
旅行の思い出はできるだけ早い段階から作っておく、これが大切なのかもしれませんね。