11月に第二子の誕生を控え、現在ファミリーカー選びに奮闘中。
今回は、ファミリーカーの定番であるトヨタ 新型ヴォクシーのガソリン車、S-Zグレードを試乗してきましたので、リアルな感想をお伝えします。
試乗の背景
現在はセダン系の車に乗っているのですが、11月に第二子が生まれる予定ということで、本格的にファミリーカーへの乗り換えを検討中です。
ミニバンといえばノア・ヴォクシーが真っ先に候補に上がりますが、実際の乗り心地や使い勝手はどうなのか?
今回はヴォクシーのガソリン車S-Zグレードに試乗してきました。
【Good Point】広々とした室内空間と良好な視界
セダンとは別次元の開放感
普段セダンに乗っている身としては、視界の広さと室内空間の広さに驚きました。運転席に座った瞬間から感じる開放感は、ミニバンならではの大きなメリットですね。
- フロントガラスが大きく、視界が非常に良好
- 室内高があるため、圧迫感が全くない
- 乗り降りもしやすく、子どもや高齢者にも優しい設計
予想以上に静かなエンジン音
ガソリン車ということで、エンジン音が気になるかと思っていましたが、思いのほかエンジン音は気になりませんでした。アイドリング時も走行時も、十分に静粛性が保たれている印象です。
夏場ということでエアコンの風量を上げていたので、エアコンの音に紛れているせいかとも思いましたが、エアコンの風量を落としてもそこまでエンジン音は気になりませんでした。
【気になったポイント】CVTの特性と足回り
CVT特有のラバーバンドフィール
やはり一番気になったのが、CVT特有のラバーバンドフィールでした。アクセルを踏んでも、踏んだ分だけすぐに加速するのではなく、CVTの制御によるもっさり感を感じました。
特に信号からの発進時など、「もう少しダイレクトに加速してほしいな」と思う場面がありました。ただし、これは使い方次第だと思います:
- 街中の日常使い:信号発進が多いので気になる
- 高速道路での巡航:発進加速のシーンが少ないので、相対的に気にならない
エンジンブレーキの効きが弱い
もう一つ気になったのが、エンジンブレーキの効きが弱いことでした。アクセルを離した瞬間、惰行しているような感覚があり、セダンに慣れた身としては少し違和感を覚えました。
足回りのふわふわ感
交差点でのコーナリング時に感じたのが、足回りのふわふわ感です。コイルで跳ねているような、少しフワフワした乗り心地でした。これはミニバンの宿命的な部分もありますが、スポーティな走りを求める方には物足りないかもしれません。
ただし、ファミリーユースを考えると、この乗り心地は子どもにとっては快適かもしれませんね。
価格面での現実
試乗を終えて見積もりを取ってもらったところ、ガソリン車でもS-Zグレードに装備を色々つけると470万円という驚きの価格に。
正直、我が家の懐事情では厳しい金額です。現実的には以下の選択肢を検討する必要がありそうです:
- XまたはGグレードにグレードダウン
- 中古車での購入を検討
まとめ:ファミリーカーとしての完成度は高い
CVTの特性や足回りなど、気になる点はあるものの、ファミリーカーとしての基本性能は非常に高いと感じました。
こんな方におすすめ
- 家族でのドライブが中心
- 乗り心地の良さを重視
- 室内空間の広さを求める
こんな方には不向きかも
- スポーティな走りを求める
- CVTの特性が苦手
- 予算を抑えたい(上位グレードの場合):2022年から新型のモデルに変わっているので、2022年製の中古車を探すというのは一つの作戦です。
第二子の誕生まであと数ヶ月。他の候補車種も含めて、じっくりと検討していきたいと思います。皆さんのファミリーカー選びの参考になれば幸いです!