「いつかはマイホームを…」そう夢見る30代のご夫婦にとって、新築マンションは憧れの象徴かもしれません。
新しく綺麗な空間で、家族と快適な暮らしを送る。想像するだけで心が躍りますよね。
しかし、人生における大きな買い物だからこそ、慎重に進めなければ、後々後悔することになりかねません。
特に30代は、人生の転機を迎えることが多い時期。
結婚、出産、子どもの成長、転職など、ライフステージは大きく変化していきます。
だからこそ今だけでなく、将来を見据えた選択が何よりも大切なのです。
例えば、無理なローンを組んでしまい、毎月の返済に追われる生活になってしまうケース。
せっかくの新居での生活が、経済的な不安で満たされてしまっては本末転倒です。
また、現在の家族構成だけで間取りを選んでしまい、将来子どもが増えた時に手狭になってしまうケースもよく耳にします。
その他、通勤の便が悪く、毎日の通勤が大きなストレスになってしまったり、周辺環境の確認不足で騒音に悩まされたり…後悔の理由は様々です。
今回は、30代の私が実際に新築マンションを購入した経験を元に、マンション購入時に検討したことについて書きたいと思います。
資金計画：無理のない返済計画を立てるための秘訣
夢のマイホームを手に入れるためには、しっかりとした資金計画が不可欠です。
まず、自己資金をいくら用意できるのか、住宅ローンはいくら借りられるのかを把握しましょう。
金融機関のローンシミュレーションなどを活用し、月々の返済額や返済期間を具体的に計算してみることをお勧めします。
ここで重要なのは、「無理のない返済計画」を立てること。
現在の収入だけでなく、将来の収入の変化や、教育費、老後資金など、将来の支出も考慮に入れることが大切です。
今は共働きでも子供が増えると奥さんが専業主婦になり、一馬力で住宅ローンを返済することになるかもしれません。ボーナスがでない年があるかもしれません。
また、金利の変動リスクも考慮しておきましょう。
変動金利を選択する場合は、金利が上昇した場合の返済額の変化もシミュレーションしておくことをお勧めします。
我が家は40年フルローンで、ボーナス払いなしにしました。
返済期間をできるだけ長くすることで月々の返済を減らしているのと、ボーナス払いを無しにすることでボーナスが目減るストレスからは解放されました。
立地選び：将来のライフスタイルを見据えた選択
マンションの立地は、日々の生活の質を大きく左右します。
通勤や通学の利便性はもちろん、周辺環境も重要なポイントです。
近くにスーパーや病院、公園など、生活に必要な施設が揃っているかを確認しましょう。
また、将来のライフスタイルを見据えた選択も重要です。例えば、子育て世代であれば、近くに公園や学校があるか、治安は良いかなどを確認する必要があります。
医療機関も近くにあると安心です。
物件選び：間取り、設備、共用部分のチェックポイント
間取りは、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
将来家族が増える可能性がある場合は、部屋数や収納スペースなどを考慮しておきましょう。
在宅ワークする人はどの部屋で在宅するのか、寝室はどこにするか、子供部屋はどうするかなど具体的に考えるのが良いと思います。
設備についても、最新の設備が整っているか、使い勝手はどうかなどを確認しましょう。ビルドインの食洗機はかなり便利です。
また、共用部分も重要なポイントです。
エントランスやエレベーター、ゴミ捨て場などが清潔に保たれているか、管理体制はしっかりしているかなどを確認しておきましょう。
とは言いつつも新築マンションを購入する場合、マンションが建つ前に契約する必要があったりもするので、パンフレットを見たり、契約する業者の既に建っている別の物件を見るなどしてイメージするしかなかったりもします。（私の場合がそうでした。）
契約と入居：契約時の注意点と入居後の生活
契約時には、契約書の内容をしっかりと確認することが大切です。
不明な点は遠慮なく担当者に質問し、納得した上で契約するようにしましょう。
キャンペーンや交渉次第では値引きもしてくれたりもします。
入居後は、マンションの管理規約などを確認し、ルールを守って生活するようにしましょう。
また、近隣住民との良好な関係を築くことも、快適なマンションライフを送る上で重要なポイントです。
意外と同世代のファミリーも多かったりするので、子供をきっかけに話が弾むなんてことも！
まとめ
マンション購入は、人生における大きな決断の一つです。
30代のご夫婦にとっては、特に将来を見据えた選択が重要になります。
資金計画、立地選び、物件選び、契約と入居、それぞれの段階で注意すべきポイントをしっかりと押さえておくことで、後悔のないマイホーム選びを実現できるはずです。
豊かな生活に向けて夫婦でしっかり話し合い、お互いの価値観を擦り合わせましょう！