ミガロホールディングス(証券コード:5535)が、2026年3月期において株主優待を新設したので購入しました。
500株以上保有する株主を対象に、10,000円分のデジタルギフト がもらえます。
注意点としては、株主への感謝の意を込めて実施する今回限りの特別優待です。
会社概要
ミガロホールディングス株式会社(証券コード:5535)は、東証プライム市場に上場する不動産・DX企業です。2023年10月2日にプロパティエージェント株式会社から社名変更する形で設立され、DXを基軸としたビジネス展開を強化しています。
主な事業セグメントは以下の2つ。
- DX推進事業: 顔認証プラットフォームサービスやDX支援サービスを提供
- DX不動産事業: 新築・中古マンションの販売、賃貸管理を展開
現在の株価情報(2025年12月29日時点)
- 株価: 411円
- 配当利回り(予想): 2.1%
- 1株配当(予想・2026年3月期): 8.50円
株主優待新設の背景
ミガロホールディングスは、2025年12月15日開催の取締役会において、2026年3月期における株主優待の実施を決議しました。
なぜ今、株主優待を実施するのか?
同社は設立時より、DX推進事業の売上高50億円達成を株主優待実施の一つの基準としていました。しかし今回、以下の理由から前倒しでの実施を決定したようです。
業績の大幅改善
同社は2026年3月期の業績予想を上方修正し、実質的前身であるプロパティエージェント時代から通算して、売上高と営業利益が過去最高となる見通しとなりました。
2026年3月期中間期の実績では、売上高296.5億円、営業利益21.06億円(前年同期比8.8%増)と、利益面で顕著な成長を示しています。
DX推進事業の収益性向上
特筆すべきは、注力するDX推進事業の収益性が向上し、前期に引き続き事業利益が黒字となる見通しが高まってきたことです。売上高50億円という当初目標は未達であるものの、利益面での進捗を重視して株主優待実施を決定しました。
株主優待の詳細内容
対象株主
2026年3月末時点の株主名簿に記載された株主のうち、5単元(500株)以上を保有する株主が対象となります。
優待内容
対象株主1名につき、デジタルギフト10,000円分を贈呈します。
優待利回り(参考)
現在の株価411円で計算すると、優待利回り=10000円 / (411円*500株) = 4.9%
贈呈時期
2026年6月下旬に開催予定の第3回定時株主総会終了後、郵送される「株式関係書類」に優待案内が同封される予定です。
まとめ
500株以上保有する株主には10,000円分のデジタルギフトが贈呈されるため、同社の成長に期待する投資家にとっては魅力的な還元策となりそうです。
ただし、今回限りの実施である点、また直近の業績は上がっているものの株価は年初来高値から大きく下落している点などに引き続き注意が必要です。