先日、何気なく株価をチェックしていたら、「あれ?KDDIの株価が半分になっている?」と、ふと気がつきました。
調べてみるとKDDIは2025年3月31日を基準日に株式分割を実施していました。
KDDI 株式分割の詳細
まずは、今回の株式分割の基本情報を確認しておきましょう。
- 分割基準日: 2025年3月31日(月)
- 分割比率: 1株 → 2株
- 効力発生日: 2025年4月1日(火)
つまり、2025年3月31日の時点でKDDIの株式を保有していた方は、2025年4月1日から保有株数が2倍になったというわけです。
分割前後の株価はどうなった?
株式分割は、単純に考えると株価が分割比率に応じて調整されます。今回のKDDIのケースでは1株が2株になるため、理論上の株価は分割前の1/2になります。
例えば、分割前にKDDIの株価が5,000円だった場合、分割後の理論株価は2,500円となる計算です。
もちろん、実際の株価は市場の需給など様々な要因で変動しますので、あくまで目安です。
株式分割による投資家への影響は?
では、この株式分割によって投資家にはどのような影響があるのでしょうか?主なポイントをまとめてみました。
1. 購入しやすくなった!投資単位の引き下げ
これまでKDDIの株式は、それなりの投資金額が必要だったため、購入をためらっていた方もいるかもしれません。
しかし、今回の株式分割によって1株あたりの株価が下がり、より少ない資金でKDDIの株主になるチャンスが広がりました。
これは、特に少額投資を考えている方にとっては朗報と言えるでしょう。
2. 株主数が増加する可能性
投資単位が下がることで、これまで以上に多くの投資家がKDDIの株式に興味を持ち、購入する可能性があります。
株主数が増加することは、株式の流動性向上にも繋がり、市場での取引が活発になることが期待されます。
3. 既存株主は保有株数が倍に!
基準日以前からKDDIの株式を保有していた株主は、保有株数が2倍になりました。
もちろん、ポートフォリオ全体の価値が単純に2倍になるわけではありませんが、心理的な効果は大きいかもしれませんね。
4. 要チェック!株主優待制度の変更
KDDIの株主優待を楽しみにしていた方もいるのではないでしょうか。今回の株式分割に伴い、株主優待制度の贈呈基準が変更になっています。
- 2025年度: 基準日が2025年3月31日のため、贈呈基準はこれまで通り「100株以上」の保有です。
- 2026年度以降: 贈呈基準が「200株以上」の保有に変更されます。優待内容は、保有期間に応じて2,000円相当(1年以上5年未満保有)または3,000円相当(5年以上保有)のKDDI関連サービス特典となるようです。
株主優待を目的に投資していた方は、保有株数を確認しておく必要がありますね。
5. 配当金はどうなる?
気になる配当金についてですが、KDDIの発表によると、2025年3月期の期末配当予想は、株式分割前の株式数を対象とするため、1株当たり75円に変更はありません。
まとめ
今回のKDDIの株式分割は、株価が下がることで投資家層の拡大や株式の流動性向上に繋がる可能性があります。
長期保有の予定なので、このまま株価が上がってくれると嬉しいですね!