私たちは日々の生活の中で無数の言葉を交わします。
そして、その一つ一つの言葉の積み重ねが、相手との関係を築いていくことになります。
初対面で名前を聞く際にも、その返し方がその後のコミュニケーションの印象を大きく左右することがあります。
とあるママ友さんの子どもの名前を聞いて
先日妻がこんなことを言っていました。
ある日、妻が子どもを連れて市のふれあい広場に行った時のこと。
新しいママ友さんができたそうです。
そしてそのママ友さんの子どもの名前が「桃福」くん。
この名前を聞いた瞬間、初めて聞く名前に妻は少し困惑したそうです。
内心「中国の人なのかな、、、」と思ったそうです。
その話を聞いた私はというと
一方、私はというと「縁起が良さそうな名前やね」と妻に返しました。
桃に福。
桃は「桃の節句」という言葉もあるくらいですし、明るくて縁起が良さそうなイメージがありました。
名づけた背景は分かりませんが、「福」という言葉も付いているくらいなので、名前に込められた想いはあるのだろうなと思いました。
妻も私の反応を聞いて「自分もそんな返答ができれば良かった!」と言っていました。
言い換える力
コミュニケーションはただの情報交換ではなく、相手との関係を深めるための大切な手段です。
言葉一つで人の心を動かす力を持つことを、私たちはもっと意識するべきかもしれません。
言葉を選ぶ際には、いくつかのポイントが重要になってきます。
特に他人の名前に関するコメントはデリケートな部分も多いため、慎重に選ぶ必要があります。
以下のことが初対面の人とのコミュニケーションでもパッと出てくると良いですね。
1. 相手の文化や背景を尊重する
名前には個人のアイデンティティや文化的背景が反映されていることが多いです。
そのため、名前を聞いたときには、その名前が持つ文化的意味や由来を尊重する姿勢を見せることが大切です。
例えば、「桃福」という名前に対して「縁起が良さそうですね」とコメントすることで、ポジティブな印象を与えるとともに、相手の選んだ名前を肯定的に捉えることができます。
2. 不快感を与えない言葉を選ぶ
特に名前に関しては、その人のアイデンティティに直接関わるため、不適切な反応は相手を傷つける可能性があります。
例えば、「〇〇っぽい名前ですね」といった発言は、相手によってはステレオタイプに基づいた不快な印象を与えかねません。
主観に基づく偏見を避け、より中立的で肯定的なコメントを選ぶことが望ましいです。
3. 誠実さを持って応答する
誠実さはコミュニケーションをスムーズにする鍵です。
相手の名前に対して、心からの興味を持って質問をしたり、素敵だと思った点を伝えたりすることで、より良い人間関係を築く基盤を作ることができます。
このとき、表面的なリアクションではなく、本当に感じたことを素直に伝えることが重要です。
4. フィードバックを観察する
言葉を選ぶ際には、相手のリアクションを注意深く観察することも重要です。
相手がどのように反応するかを見ることで、今後のコミュニケーションの参考にすることができます。
例えば、相手がポジティブに反応した場合はそのアプローチが効果的だったと言えるでしょう。
最後に
言葉選びが微妙だったために、無意識のうちに相手を傷つけている、、、なんてことはよく起こりがちです。
妻の言動がたまに気になる事があります。
先日私の両親が遊びに来た時の妻の言動集。
「どうした〜?今日はぐずぐずだね〜。」
→「親が来たせいって言いたいの?」
「ぐずぐずだね〜。いつもはこの時間に寝てるもんね〜」
→「早く帰れって言いたいの?」
本人は悪気がないので、心を沈めるために少し深呼吸するのでした。
言葉選び、大切です。