部屋が散らかるのって一瞬だと感じたことありませんか?
いつもはきちんと片付いているのに、気づくと混乱したスペースになっている…何故なのでしょうか。
そんなことを考えていると、元々工学系の出身のこともあり熱力学のエントロピー増大の法則を思い出します。笑
この法則では、孤立した系においてエントロピー(無秩序さ)は増加すると定義されていて部屋も似たような状況に見えます。
部屋がきれいに片付いている状態は「秩序がある状態」で、物が散らばったりするのは「無秩序な状態」。
無秩序な状態の方が安定的なため、自然にそうなりやすいというわけですね。
さらに考えてみると、人間が生活する中で出す「エネルギー」や「行動」が、散らかるプロセスを加速させます。
例えば、郵便物を置きっぱなしにしたり、子供のおもちゃを片付けないまま次のおもちゃを出す、買ったものを一旦ソファに置くなど、小さな行動の積み重ねで「散らかり」は急速に進行します。
片付けるという行動はエントロピーを一時的に減少させる行為ですが、そこにはエネルギー(=労力)が必要です。
つまり、片付けというのはエントロピーの増大に抗う行動とも言えます。
ただ、科学的な解釈を知っても「散らかる」という現実は変わらないので、ある程度の「許容できる散らかり」を見つけるのが現実的かもしれません。
自分ルールを決めて、「ここだけはきれいに保つ」「寝る前に5分だけ片付ける」などを取り入れると、少しはエントロピーの増大に抗えるかもしれませんね。笑
一日5分だけ、片付けの時間を作ってみる
「すべての部屋を一気に片付ける」というのは一見すると一気に片付けが進むアプローチに見えますが、大変でしんどいものです。
年末の大掃除って大変なイメージありませんか?笑
そこで推奨したいのが、一日5分だけ、片付けに時間を割くこと。
これなら、心理的な負担も少なく、続けやすくなります。
5分片付けの3つのメリット
- 続けやすい、小さな歩み 小さな力でも続ければ大きな変化に繋がります。每日の習慣にすると、散らかりにくい環境を絶えることができます。
- 達成感を実感できる 何か一つでも片付けられたという感覚が、次の動きのモチベーションになります。今日はこの場所、明日はあの場所といった具合に、ポイントを決めて片付けをするのがおすすめです。
- 家族で共有できる時間に 「5分片付けチャレンジ」として、家族でゲーム感覚でやってみませんか?
少しの時間なら子供も片付けに参加してくれやすくなります。
5分片付けを始めよう
部屋の散らかりは「人間の行動の結果」であり、気を抜くとどうしても部屋が散らかってしまいます。
そして、部屋が散らかっていることに抗うためには、続けられる小さな行動を取ることが最重要です。
今日から、たった5分でも、ご自宅のスペースをちょっとあるべき姿に戻してみましょう!
その小さな動きが、長期的な成功への大きな一歩になるはずです。