最近、というか結婚してからのここ5年ほどお酒を飲む機会がすっかり減りました。
妻がお酒がほとんど飲めないので、自分もあまり飲まなくなったのだと思います。
今回は、お酒が控えめになったことで気づいたことについて書きたいと思います。
控えめな飲酒スタイルで実感したメリット・デメリット
飲酒を控えることで気づいた飲酒のデメリット
改めて振り返ってみると、少量の飲酒でも体への影響は想像以上でした。
- 睡眠の質への影響:お酒を飲んだ夜は睡眠が浅くなりがち
- いびきと歯軋りの増加:パートナーからの指摘で気づくことも
- 翌日の頭重感:ビール1杯程度でも翌日の調子に影響
控えめな飲酒で実感しているメリット
控えめな飲酒スタイルを続けることで、様々なメリットを実感しています。
- 家計への優しさ:お酒代だけでなく、一緒に買いがちなおつまみ代も抑えられる
- 時間の有効活用:飲酒の時間を読書に充てることで、月に数冊多く本が読める
- 規則正しい生活:早めに寝る習慣がつき、生活リズムが整いやすい
それでも飲む時を大切にしている理由
普段はお酒を飲まない私でも、お酒を楽しむ時があります。
- 友人との大切な時間を過ごす時
- 旅行先で地酒を味わう時
これらの場面では、翌日の多少の不調よりも「人生の満足度」を優先しています。

先日宿泊した星野リゾート界 遠州では1合だけ日本酒のスパークリングをいただきました。
食事にもよく合い、とても美味しかったです。
健康志向 vs 人生の豊かさ:永遠の葛藤?
この体験を通じて、現代人が抱える根本的なジレンマが見えてきました。
健康管理派:「身体が資本。長期的視点で考えるべき」
健康志向の立場から見れば、飲酒のデメリットは明確です。睡眠障害は認知機能や免疫機能に深刻な影響を与えますし、経済的負担も無視できません。節約したお金を自己投資に回せば、より建設的な人生が送れるでしょう。
人生充実派:「健康だけが人生じゃない。体験こそが価値」
一方で、健康のみを追求する人生は味気ないという意見も理解できます。お酒は人間関係の潤滑油として機能しますし、文化的体験としての価値もあります。多少のリスクを取ってでも得られる体験や絆は、代替不可能な人生の財産かもしれません。
現実的バランス派:「使い分ければいい」
この対立に対して、「特別な機会のみに限定した節酒」という妥協案も考えられます。日常的な習慣は見直しつつ、意味のある場面では積極的に参加する。量より質を重視したアプローチです。
私が見つけた答え:「意識的な選択」という生き方
飲酒に関しては色々な意見あると思いますが、個人的には「意識的な選択としての適応的飲酒」を意識しようと思います。
1. 目的を明確にする
飲酒する時は、理由考える。
- なぜ今日は飲むのか?
- 自分がお酒を飲みたいのか?
- 翌日への影響を受け入れる価値があるか?
習慣的に「なんとなく」飲むことはやめました。
2. 身体の声を聞く
年齢とともに、お酒への反応は変化しています。以前は平気だった量でも、今は翌日に響くことが増えました。この変化を素直に受け入れ、柔軟に調整しています。
代替的な充実感を確保
お酒を控えめにしている分、他の楽しみを意識的に見つけることを心がけています。
- 新しい本との出会いを増やす
- 質の良い睡眠がもたらす翌日の爽快感を味わう
- 節約したお金で別の体験や学習に投資する
これらが、頻繁な飲酒による満足感を上回ることを実感しています。
4. 社会性と自己決定の両立
完全に社交的な場を避けるのではなく、参加しつつも自分なりのルールを持つ。「なぜ今日は飲むのか」という理由を明確にしておくことで、周囲への説明もしやすくなります。
最近、会社の飲み会の参加率はかなり低くなってきましたが、送別会だけは必ず参加するようにしています。
まとめ:大切なのは「なぜ」を問い続けること
習慣的な行動を一度立ち止まって見直すことで、本当に大切なものが見えてきます。
お酒に限らず、日々の選択すべてに「意識的」であることが、より充実した人生につながるのではないでしょうか。