みんな感じてる、金利上昇の実感
先日、会社の昼休み。いつものメンバーとランチを取りながら何気なく出た話題が「住宅ローン金利」でした。
「最近、金利高くなってない?」
この一言から始まった会話で分かったのは、変動金利で住宅ローンを借りているメンバーの多くが、金利の上昇を肌で感じているということでした。実際に聞いてみると、みんな大体0.3%くらいは上がっているとのこと。
「やっぱり高くなっているよね」という実感は、どうやら私だけのものではなかったようです。
データが裏付ける金利上昇の現実
この「実感」が正しいのか、実際のデータを調べてみました。
2024年3月、日本銀行がマイナス金利政策を終了。その後、7月と2025年1月に追加利上げを実施し、政策金利は現在0.50%まで引き上げられています。
主要銀行の変動金利も確実に上昇しており、2024年10月に0.3%台から0.4%台へ、そして2025年4月には一気に0.6%台まで跳ね上がりました。さらに今年の夏頃にまたまた金利が上がっているので、職場で出た「0.3%くらい上がっている」という話は、どうやらその通りのようです。
世界と比べると日本はまだマシ?
話の中で出たのが、アメリカの住宅ローン金利の話。「アメリカだと6%を超えているらしいよ」という情報も出ました。確かに、アメリカの住宅ローン金利は日本よりもかなり高い水準にあります。
ただし、アメリカでは銀行の預金金利も高いため、単純に比較はできません。それでも、日本の金利上昇が世界的な金融政策の変化の一部であることは間違いありません。
低金利時代の終焉が引き起こす問題
「金利が安いとみんな家を買いがちだけど、空き物件どうするんだろうね」
そんなことが気になります。
長期間の低金利政策により、多くの人が住宅購入に踏み切りやすい環境が続いていました。しかし、金利上昇により住宅購入のハードルが上がると、既存の空き物件の活用を考えていく必要があるのかもしれません。
最も重要な教訓:「無理な支払い計画だと詰む」
職場での会話で最も重要だったのは、この一言でした。
低金利時代に借り入れした人の中には、「金利がずっと低いまま」という前提で返済計画を立てた人も多いでしょう。しかし、変動金利は文字通り「変動」するもの。金利上昇により月々の返済額が増加し、家計を圧迫するケースが今後増える可能性があります。
大切なのは、不要な出費を抑えて余裕があるときに繰り上げ返済を行い、元本を減らすことなのかもしれません。
まとめ:みんなで情報共有することの大切さ
今回の職場での何気ない会話から学んだのは、住宅ローン金利の上昇は多くの人が実感している現実だということです。一人で不安を抱え込むのではなく、周りの人と情報を共有することで、より良い判断ができることもあります。
金利上昇は避けられない現実となりました。大切なのは、この変化を受け入れながら、自分の状況に合った最適な対策を講じることです。
無理な支払い計画になっていないか、改めて考え直す必要がありそうですね。