2023年に子供のジュニアNISA口座で80万円を投じた全世界株式(オルカン)が、2年で126万円に育ってくれました。
相場が良かったこともありますが、今回の記事でお伝えしたいことは、以下の2点です。
- 運用実績の公開: 投資初心者でも「オルカン」で着実に資産が育つリアルな事例。
- これからの常識: 「現金しか持たないこと」こそが最大のリスクになっている理由。
驚愕の数字!80万円が126万円に育ったリアル実績
私が2023年に、ジュニアNISAの年間上限80万円をまるっと投資したのが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称オルカンです。
そして、2025年12月現在の口座画面がこちら。

運用実績ハイライト
| 項目 | 金額 | 備考 |
| 元本(2023年投資額) | 800,000 円 | 年間上限いっぱいの投資 |
| 現在評価額(2025年12月) | 1,261,508 円 | 画像の通り |
| 増益額 | +461,508 円 | (約57.7%の増加!) |
ただ銀行に預けているだけでは、絶対に実現できない数字です。
子供が生まれた年がジュニアNISA最後の年だったので80万円までしか入金できませんでしたが、こういった制度はどんどん活用していきたいですね。
知っておくべき新常識!なぜ「現金」を持つのがリスクなのか?
「投資はよく分からないから、とりあえず現金で」—私も投資を始める前はそう考えていました。しかし、今の世の中では、その考え方こそが大きなリスクになりつつあります。
この2年間で株価が大きく上昇し、私の資産も増えた背景には、「世界的なインフレ」があります。
1. インフレで「お金の価値」が目減りしている
インフレとは、モノやサービスの価格が上がり続けること。つまり、お金の価値が下がるということです。
例えば、今まで100円で買えていたものが120円になったら、皆さんが持っている100万円で買えるものが少なくなってしまいます。
銀行預金の金利はほぼゼロ。現金で持っているだけでは、インフレに負けて、実質的に資産が減り続けているのです。
2. 「株を持たない」=「インフレについていけないリスク」
株価の上昇は、インフレに対応しようとする企業の成長の表れでもあります。
- 企業が物価上昇に合わせて商品の値段を上げる
- 企業の利益が増える
- 結果、株価が上がる
株などの資産を持っていれば、このインフレの波に乗って、資産の価値を保つことができます。
しかし、株を持たないということは、インフレの世界から取り残され、購買力がどんどん低下していくリスクを負っていることと同じになってしまいます。
まとめ
ジュニアNISAの運用実績は、決して特別なことではありません。
「全世界に分散投資して放置」というシンプルな戦略を、ただ2年間続けただけの結果です。
ジュニアNISAの概要
- 対象者: 0歳から17歳までの子供
- 非課税投資枠: 年間最大80万円
- 投資対象: 上場株式や投資信託など
- 口座名義: 子供本人、親権者等が管理・運用
- 特徴: 18歳まで原則引き出し制限あり(一部、2024年以降は全額非課税で引き出し可能)
2024年以降の取り扱い
- 新規申込は終了: 2023年末で制度が終了したため、新規の口座開設はできません。
- 既存口座の運用: 2023年末までに開設した口座は、18歳になるまで非課税で運用を続けられます。
- 引き出し: 2024年以降は、年齢や理由に関わらず、ジュニアNISA口座から非課税で全額払い出すことが可能です。
注意点
- 払出し制限: 18歳になるまで、原則として非課税での引き出しは制限されていました。
- 損益通算不可: ジュニアNISA口座で損失が出ても、他の口座の利益と相殺することはできません。
- 税金: ジュニアNISA口座を2023年末までに廃止して資金を払い出した場合、過去に非課税となった利益にはさかのぼって課税されましたが、2024年1月1日以降の引き出しでは、過去の利益は課税されません。