フジオフードグループの株主優待が改悪へ｜2025年12月末から内容縮小

2025年11月14日、フジオフードグループ本社（証券コード：2752）が株主優待内容の変更を発表しました。

「まいどおおきに食堂」や「串家物語」などを展開する同社ですが、原材料費や人件費の高騰を背景に、優待品の一部が縮小・廃止されることになりました。

先月発表があったようですが、私自身、最近気がついたので、今回の改悪内容についてまとめたいと思います。

今回の変更ポイント（まとめ）

✅ 2025年12月末基準日から適用
✅ お食事券（3,000円分）は変更なし
✅ 食品セットの多くが減量
✅ 人気商品「エビスビール」など複数商品が廃止
✅ 「三元豚しゃぶしゃぶ用500g」が新たに追加

今回の改悪では、優待をもらえる基準株数や金額相当額に変更はありません。

権利確定日は6月末と12月末の年2回です。

以下の商品は引き続き選択可能です。

以下の商品は数量が減少します。

優待品	2025年6月末	2025年12月末
国産米	1.4kg × 3袋	1.4kg × 2袋
カレー	15個セット	10個セット

特にお米は約33%の減量、カレーも3分の1減となり、実質的な価値が下がりました。

新商品として豚肉のしゃぶしゃぶ用が追加されます。

以下の人気商品が2025年12月末から選択できなくなります。

❌ 南高梅2個セット
❌ 鶴丸うどん本舗半生うどん6人前セット
❌ フジオフードグループお皿 3枚セット
❌ エビスビール350ml×12本セット

特にエビスビール12本セットは人気商品だっただけに、廃止を惜しむ声がSNS等でも上がっています。

フジオフードグループは今回の変更について、以下のように説明しています。

「適正かつ持続可能な優待制度の運用を目指すもの」

近年の原材料費高騰や人件費上昇により、コスト面での見直しが避けられない状況となったようです。株主優待制度そのものは継続しつつ、内容の最適化を図る方針です。

2025年12月末の株主名簿に記載された株主から適用されます。

2025年6月末時点で保有していた株主には、まだ旧内容の優待が届きます。

お食事券を選べば影響は少ないですが、食品を楽しみにしていた株主にとっては残念な改悪と言えそうです。

フジオフードグループの株主優待は、原材料高や人件費上昇という経営環境の変化に伴い、実質的な縮小を余儀なくされました。

人気商品の廃止や数量減少は残念ですが、株主優待制度そのものは維持されており、お食事券を選べば実質的な価値は変わりません。

長期保有を検討している方は、今後の業績動向や優待制度の持続可能性を注視していく必要がありそうです。