RIZAP株を買おうとして楽天証券で取り扱いがなく、三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)で注文を進めていたときのこと。

「1日定額手数料コース」を選んでいるから、100万円までは手数料無料のはず。なのに、注文確認画面には「手数料概算 2,200円(消費税込)」の文字が。
「え、無料じゃないの!?」
きっと同じ経験をした方は多いはずです。私も戸惑いました。でもこれ、実際には払わなくていいお金なので大丈夫。
今回は、この紛らわしい表示の正体と、なぜこんなことになっているのかについて書いていきます。
正体は「拘束金」という一時的な仕組み
注文画面に表示される2,200円は、実は「支払う手数料」ではなく、証券会社が念のため確保しておく"拘束金"です。
なぜこんなことをするのか?
1日定額コースは、その日の合計約定金額で手数料が決まります。証券会社側は「この後、追加で注文するかもしれない」と考えています。
もし1日の合計が100万円を超えたのに、口座残高が足りなくて手数料を回収できなかったら困りますよね。だからあらかじめ「最大ケースの手数料」を確保しておくわけです。
要するに、証券会社の「保険」のようなものです。
2,200円はちゃんと戻ってくる
この拘束金、ずっと取られっぱなしではありません。
- 注文時: 買付余力から2,200円が一時的に差し引かれる
- 翌営業日: 1日の合計約定金額が100万円以下なら、手数料は「0円」に再計算され、2,200円は全額返金される
翌日に取引履歴を確認すれば、「手数料:0円」となっているはずです。
地方市場(札幌アンビシャス)でも無料?
今回購入しようとしたのは「RIZAPグループ(2928)」。市場は札幌アンビシャスという地方市場です。
「地方市場って別料金なんじゃ…?」と不安になりますよね。
でも大丈夫。三菱UFJ eスマート証券の1日定額コースなら、札幌市場や福岡市場も100万円まで無料の対象に含まれます。
市場の違いで追加料金がかかることはありません。
まとめ:画面の数字に焦らなくてOK
三菱UFJ eスマート証券の注文画面に表示される手数料は、あくまで「最悪のケースを想定した仮の金額」。
・1日の合計が100万円以内なら、最終的には0円
・表示されているのは一時的な「拘束金」
・地方市場(札幌アンビシャス等)も無料対象
初めて見ると「え、無料じゃないの!?」と焦りますが、仕組みを知ってしまえば怖くありません。