高配当株や株主優待銘柄への投資について、こんな声を耳にしたことはないでしょうか。
「株価が上がらないなら投資する意味がない」 「もっと効率的な投資法があるはず」
私は高配当・優待株が好きなので、高配当株・優待株投資で恩株を一つひとつ積み上げていくことを考えています。
この考え方を持つようになってから、日々の株価変動に心を乱されることもなくなりました。
「恩株」とは何か
恩株とは「受け取った配当金(および優待)の累計が、購入時の投資額と同額に達した株」のことを指します。
具体例で説明しましょう。
100万円で購入した高配当株から、これまでに累計100万円の配当金を受け取ったとします。この時点で投資元本は完全に回収できたことになり、手元に残る株式は実質「ゼロコストで保有している資産」となります。
この状態に到達した株こそが「恩株」というわけです。
恩株になると投資の景色が変わる
株が恩株になると、投資に対する心持ちが大きく変化します。
- 株価が下落しても精神的動揺が少ない
- 配当金の一つひとつが純粋な利益として感じられる
毎年届く配当金や株主優待が、純粋に自分の財布にお金を運んでくれるキャッシュマシーンになります。
高配当株投資は短距離走ではなくマラソン
高配当株・優待株投資は、短期間で大きなリターンを追求する投資手法ではありません。むしろ、時間という最強の味方を活用する投資スタイルです。
投資を始めた当初は、受け取る配当金も少額です。「こんな金額で意味はあるのだろうか」と不安になることもます。
しかし、以下のサイクルを継続することで状況は変わっていきます。
- 毎年着実に配当を受け取る
- 受け取った配当を再投資する
- 少しずつ保有銘柄を増やしていく
この地道な積み重ねが、数年後、十数年後に大きな力となって現れます。
着実な前進こそが本質
恩株は一朝一夕には生まれません。
- 1年目:元本の5%を回収
- 2年目:累計で10%を回収
- 5年、10年かけて100%回収に近づいていく
この地味とも言える前進こそが、高配当株投資の真髄です。
華やかさはありません。けれども、再現性が高く、精神的な負担が少ない投資法です。
恩株が増えると投資が加速していく
恩株が1銘柄、2銘柄と増えていくにつれ、そこから生まれる配当金が次の投資資金になります。
- 元本から配当が生まれる
- 配当で新たな株を購入する
- 新しい株もやがて恩株へ成長する
この好循環が動き出すと、「お金が自分のために働いてくれている」という実感を明確に得られるようになります。
高配当株投資は人生と調和する
高配当株・優待株投資は、忙しい日々を送る人、家族との時間を大切にしたい人、長期的視点で資産形成を考える人に適した投資スタイルです。
- 毎日株価をチェックする必要がない
- 配当という形で成果を実感できる
- 恩株という明確な目標がある
他人と比較せず、自分のペースで恩株を一つずつ積み上げていく。
それが高配当株・優待株投資の醍醐味であり、心地よい資産形成の在り方に感じられます。