ひとり時間に選んだ一冊
妻の友人が遊びに来ることになり、ひとり時間を過ごす許可が出たので久しぶりにゆっくりとした時間ができました。そんな貴重な自由時間に手に取ったのが、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん貧乏父さん』。
定期的に読み返しているのですが、毎回改めて気づくことがあります。改めて大切だと思ったのは次の三つのフレーズです。
忘れてはいけない3つの真実
金持ちは資産を買う
貧乏人の家計は支出ばかり
中流の人は資産と思って負債を買う
この分類は、シンプルでありながら実に本質的です。
「資産」と「負債」の罠
特に印象深いのは「中流の人は資産と思って負債を買う」という指摘です。
多くの人が「資産」だと信じて疑わないマイホーム。確かに不動産という形のある財産ですが、著者の定義では「毎月あなたのポケットからお金を奪っていくもの」は負債に分類されます。
住宅ローン、固定資産税、維持費、修繕費...。これらを考えると、確かに家は毎月お金を要求してきます。
高級車も同様です。「いい車は資産だ」と思いがちですが、実際には保険料、ガソリン代、車検代、そして何より減価償却により、どんどん価値が下がっていきます。
そんな私も昨年マイホームを購入したばかり。
マイホームを資産だとは思っていませんが、それでもQOLが上がったので人生の満足度は上がり、購入して良かったと思っています。
視点を変える力
この本の真の価値は、こうした「当たり前」を疑う視点を与えてくれることかもしれません。
社会で「良いもの」「成功の象徴」とされているものが、実は私たちの財布からお金を吸い取る仕組みになっているという現実。この気づきは、お金との付き合い方を根本から変える力があります。
数年前に読んだときと比べて、今回は違った角度から内容を咀嚼できているような気がします。人生経験を積み、実際にお金の流れを意識して生活するようになったからでしょうか。
本当に良い本は、読む人の成長とともに新しい発見を与えてくれるものですね。
さいごに
妻の友人との楽しい時間の傍らで、こうして一人静かに本と向き合う時間も貴重です。『金持ち父さん貧乏父さん』から学んだこの3つのフレーズは、これからも定期的に思い出していきたいと思います。
自分のポケットにキャッシュを運んでくれるものという観点で言うと、仕事道具にお金をかけるのは良い投資だと感じています。
特に、ロジクールのトラックボードマウスとキーボードは少し高価ですが、満足度がとても高いので自己投資におすすめです。