「複利」とは。
金利にも金利がついて雪だるま式に増えていくこと。
例えば100万円を3%の金利で運用したとすると、一年後には103万円になります。
その翌年はというと、一年目に増えた3万円の2年分で106万円になるわけではなく、3%の金利によって増えた103万円に対して3%の金利がかかるので、106.1万円になります。
この差額の1000円が複利によって増えた金額です。
最初は小さい金額ではありますが、時間軸を伸ばしていくと複利は強力パワー発揮します。
5年後:115.9万円(差額9000円)
10年後:134.4万円(差額44000円)
15年後:155.8万円(差額108000円)
20年後:180.6万円(差額206000円)
25年後:209.4万円(差額344000円)
差額の変化率もどんどん大きくなっていきます・・・
このように複利は時間を味方につけることで強力なパワーを発揮してくれます。
なので資産形成を始めるのもできるだけ早い方が良いということも納得できます。
「あの人は昔から始めているけど、自分の場合、今さら始めても遅いしな・・・」
そう思ってしまう資産形成に取り組めていない人もいるかもしれませんが、資産形成は人と比較するものでもありません。
比較対象は昨日の自分です。
昨日の自分より少しでも良くなっているかが大切なので、まずは証券口座を開いてみましょう。
個人的には楽天証券が使いやすくておすすめです。
お金以外の複利のはなし
思い出の複利
ここまでお金の複利の話をしましたが、お金以外のことにも複利の考えを適用することができます。
それは「思い出」です。
ベストセラー本「DIE WITH ZERO」の中にこんな一節があります。
人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」
あなたが誰であるかは毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計で決まる
DIE WITH ZERO
最後(死期)に振り返った時にその合計された思い出や経験の豊かさがどれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しになります。
そして人は誰でも思い出を思い返して人生の出来事を再体験できます。
マラソンや登山は走ったり登っている最中はしんどくて苦しいですが、完走したり登頂した後は達成感に溢れます。
終わった直後はしんどくて当面はいいかなと思ったりしますが、1年、2年と時間が経つと辛さを忘れて達成感だけがずっと残り続けます。
また挑戦したくなります。
旅行も思い出づくりにぴったりです。
その土地で食べた物、街の雰囲気、現地の人の顔など写真を見返すと懐かしさやほっこりする感じに包まれます。
思い出を増やすことで雪だるま式に幸せになれるので、「DIE WITH ZERO」を一読してみることをお勧めします。
私は子供が産まれたことをきっかけに思い出を写真に残したくて、思い切って良いカメラを購入しました。
息子の写真が綺麗に撮れたり、友人の結婚式でも写真を撮って共有して喜んでもらえたりしたのでかなり満足しています。
健康の複利
健康についての複利はどちらかというとマイナスに作用することが多いような気がします。
20代の頃は睡眠が少なかったり、食生活が偏っても動けたりしますが、長年健康面に気を使っていないと30代に入った頃から徐々にガタが来始めます。
友人の中にはビールの飲み過ぎや食生活の偏りで痛風になった友人がいます。
痛風と言うと少し笑いにもなりそうですが、実際には激痛で立てなくなることもあったと聞きました。
歯が悪くなると美味しいものが食べれなかったり、太り過ぎていると膝や肝臓に問題を抱えて旅行に行けなかったり食事制限をつけられたりします。
健康を害すると思い出づくりができなくなり、ひいては豊かな人生が送れなくなるので、日々の運動や食事、睡眠には気をつけるようにしています。
(私自身、今は育休中ですが、育休前は働きすぎでげっそりして顔色が良くなかったです。今は妻からも顔つきが良くなったと言われましたが、育休明けは転職も考えながら働きすぎには気をつけたいと思います。できない仕事量の依頼はちゃんとできないと言おうと思います・・・)